数日前の記事ですが・・・

【解説】 フィンセン文書、何が分かり何が問題なのか
2020年9月21日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-54230488

(抜粋)
【フィンセン文書で明らかになったこと】

・イギリスの香港上海銀行(HSBC)は、自分たちが詐欺に利用されているという指摘を
 米捜査当局から受けた後も、世界中で数百万ドルもの不正資金の取引を看過していた

・米JPモルガン は、オフショア企業の所有者を把握しないまま、ロンドンの口座への10億ドル以上の
 送金を認めていた。後にこの企業の所有者が、米連邦捜査局(FBI)の「10大重要指名手配犯」の1人だと判明した

・ロシアのウラジミール・プーチン大統領の側近の1人は、制裁によって西洋諸国の金融サービスの利用を
 禁じられているが、英バークレイズ銀行のロンドンの口座を使ってこれを回避している証拠が出てきた。
 この口座の資金の一部は芸術作品の購買に使われていた

・フィンセンの情報部は、イギリスをキプロスなどと同様の「高リスク区域」に指定している。
 これは、イギリスに登記のある多くの企業がSARで報告されているからだという。
 フィンセン文書に名前の出てくるイギリス企業は3000社以上と、どの国よりも多い

・アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行は、対イラン制裁を破った地元企業への警告を受け取ったにも関わらず、対策しなかった

・ドイツ銀行は、組織犯罪やテロ組織、違法薬物の密売人などの資金洗浄の温床になっていた

・英スタンダード・チャータード銀行は、10年以上にわたってテロ組織の資金源となっていた、ヨルダンのアラブ銀行への資金移動を認めていた
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どのケースも香ばしいものばかりだが、期待を裏切らないドイツ銀行のクズっぷりが一番じゃないかと。
>ドイツ銀行はマネロンの温床