>>983
冷戦期のソ連軍首脳部は「カフカス戦線での攻勢」を想定して計画を策定していた
例えパリを陥落せしめピレネー山脈に到達しようとも、地中海周辺地域が野放しでは西側の反撃を受ける可能性は残り続ける
カフカス戦線を安定化する事は西ヨーロッパ正面へと侵攻する部隊の側面を守ることに繋がり、戦線を安定化させるには先に殴って黙らせるのが一番良い
少なくともトルコへと進発することは西側にも認識されており、これがトルコへの核配備の優先順位を繰り上げる原因にもなっている

アゼルバイジャン陸軍も、旅団に再編したとはいえ、こうした背景を持つ第4軍の装備・戦術・人員の大半を継承している
ロシア、トルコ、イスラエルと四方諸国に協力を仰いで近代化にも努め、CIS第2位とも言われる防衛費は伊達ではない…はずだった
自称トルコからの傭兵を受け入れ、動員令を待たずに充足率を引き上げてまで食らわせた奇襲の割にはいまいちパッとしない