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>機種転換用複座機も同様でF-22やF-35で複座訓練型が無くて重大な支障でも出てない限り
すでに複座訓練型は無くても大丈夫という証明ができてるので後発のF-3では最初から検討する必要がない

「ランド研究所のレポート『将来の戦いの練習機に対する要求に与える影響を考える』は、「飛行教育課程を修了し、F-15及びF-16部隊に行く学生は、それぞれの複座型を使って高機動性航空機で最も危険な、GLOCを教官同乗で教育できるが、F-22やF-35には複座型がないため、経験の浅い学生パイロットを最初からソロで高機動飛行させる危険性が懸念される」と指摘している。そこで学生をIFFからF-22やF-35に円滑に移行させるため、戦闘機に近い機動性を持つ練習機またはF-16複座型を維持することが不可欠となる。」
林元空将 軍事研究2017年5月号

「F-35に複座型はなく、F-22にも複座型は存在しない。米空軍はこの問題点を認識し、戦闘機でしばしば発生し、大事故の原因ともなるG-LOC(Gによる意識喪失)訓練を行うため、F-22やF-35に機種転換する前に複座のF-16Dで教官同乗により安全確保を図りつつGLOC訓練を行っている。」
林元空将 軍事研究2018年6月号

「飛行性能要求については、経費対効果の面で検討を要する。特にT-X(米T-X)の定常旋回能力要求は明らかにオーバースペックで、教育効果とコストのトレードオフが必要だ。」
林元空将 軍事研究2019年3月号

上記の通り複座訓練型がないと重大な支障が出るので米空軍のF-22とF-35Aの部隊のパイロットは高等練習機であるT-38の後に機種転換機を挟んで配備されるという非効率な飛行教育体系となっており、「明らかにオーバースペック」なT-7Aが肯定されるが、
空自は米空軍と同じ旧FI(F-15)を採用していながら専用高等練習機を廃して複座型練習戦闘機を選んでいるのでT-7Aの「明らかにオーバースペック」な飛行性能が必ずしも米空軍と同様に肯定される訳ではない