日本で原潜が難しいのはウランの濃縮度に制限があるから

ロス級などアメリカの原潜は濃縮度90%ぐらいのウラン燃料で
熱出力150MWを実現している。15万kWt。

一方日本国内で許可されている濃縮度は20%であり、常陽も京大炉も20%燃料を使っている
京大炉は、99%燃料をアメリカに返還して、国産の20%燃料に切り替えた結果5MWから1MW(医療用)になった
燃料の重量が同じであれば出力は濃縮度に比例するということである。

日本で20%燃料でロス級と同じ出力を達成するためには、5倍の燃料を積む必要がある。
原子炉の圧力容器は大きくなるし、遮蔽区画も大きく厚くなる。非現実的である。
結果として、ロス級と同じ動力炉のサイズなら出力を1/5にするしかない。30MW程度である。
電気変換効率が30%として9MWで、9000kW程度
けっこうしょぼい。
そうりゅうのモーターが7000kWぐらいなので、ちょうどいいのかもしれんけどな。

なので、リチウムイオンバッテリーも積み、戦闘時にはその電力も用いて1万kWh以上で最大速度を上げる
ハイブリッド式が落としどころだと思う