戦前の各国の「敵陣地を制圧する用途の重車両」がほぼ全て全周旋回砲塔を持つ重戦車で
V号突撃砲を除けば固定戦闘室の突撃砲(自走砲)が全然出なかったのは何故でしょうか?
砲塔を持つ戦車形式のメリットは意図しない方向から来た肉薄攻撃歩兵・対戦車砲を素早く制圧できる点でしょうが
敵陣に深く分け入らずにV突のように少し距離を置いての砲撃による制圧に徹すれば
そのような予想外の方向からの攻撃は来ない=砲の指向が要らないので
重量・コストあたりの火力・装甲を高められる固定戦闘室の方が合理的なはずです
事実米英も大戦後期の陣地攻撃用重車両は固定戦闘室のT95・トータスになりました
何故V突を除けば戦前の各国は全周旋回砲塔を有する戦車形式ばかりなのでしょう?