今年ようやく念願の専用練習艦が就役したから、6隻しかいないワークホースのKDX-2型駆逐艦の
遠洋航海訓練派遣の負担は減るかも。

6隻の内半分は実質的にソマリア沖派遣任務のローテーション枠に拘置されているから、韓国近海で
使えるのはその半分の3隻になるし、今までの様にKDX-2型を遠洋航海訓練の為に何か月も海外に
出しっ放しにしていたら、更にもう1隻減って実質1-2隻になってしまいます。

もっとも世界周航訓練の類になると、練習艦1隻では格好が付かないから今まで通りKDX-2型が
同行する必要があるかも知れませんが、比較的近距離・短期の訓練公開なら練習艦1隻だけで
充分なので、負担は確実に減りそう。

とは言え、仁川級や大邱級も本来ならソマリア沖派遣任務の様な比較的低強度の海外派遣任務にも
充てられるコンセプトの沿岸哨戒艦艇として建造されたはずなのに、未だに仁川級の派遣が実現して
いないのは、到底地球の裏側で長期展開を行うだけの性能を有していないという事なのでしょう。

後続の大邱級にしても公試段階で機関がグダグダだったから、個々を抜本的に改善しないと到底
ソマリア沖なんかに送れないだろうし。