次期戦闘機(F−X)のインテグレーション支援に係る情報収集の結果及び次期戦闘機の開発に係る国際協力の方向性について
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2020/12/18a.pdf

次期戦闘機(F−X)の開発に当たっては、米国のロッキード・マーチン社をイ
ンテグレーション支援の候補企業として
選定するとともに、日米間の相互運用性(インターオペラビリティ)の確保のため、令和3年度から新たな事業を米国と協力して開始するなど、米国から必要な支援と協力を受けながら、我が国主導の開発を行うこととしました。

また、次期戦闘機のエンジン、搭載電子機器(アビオニクス)などの各システム
については、開発経費や技術リスクの低減のため、米国及び英国と引き続き協議を行い、協力の可能性を追求していきます。

(1)次期戦闘機のインテグレーション支援
次期戦闘機の開発については、開発リスクを低減するため、外国企業より、@ミッション・システム・インテグレーション、A運動性能とステルス性の両立、Bコンピューター・シミュレーションを駆使した設計作業の3つの技術分野について支援を受けることとし、本年11月初めより、BAEシステムズ社、ボーイング社及びロッキード・マーチン社の3社から受領した情報提供書の分析・評価を行ってきました。

今般、第5世代戦闘機の開発に豊富な経験を有するロッキード・マーチン社の提案が総合的に最も優れていると判断されたことから、同社をインテグレーション支援の候補企業として選定しました。
今後、機体担当企業である三菱重工業株式会社においてロッキード・マーチン社と契約締結に向けた協議を進めるとともに、ロッキード・マーチン社においては輸出許可を取得するための米国政府との調整を本格化することになります。