第一次大戦で協商国だったロシアは後進国故に英仏の支援に関わらず
ロシア鉄道の輸送の非効率さや身動きの悪さでドイツと苦戦、革命政府は停戦した

そこでソビエトは農業国から一心不乱の工業化をめざし
ラーザリ・カガノーヴィチはスターリンからの命令は必ず実行すると公言
穀物を飢餓輸出してウクライナ富農を餓死せしめ外貨を稼ぎ工業化という
一石五鳥の政策を実行、救世主ハリストス大聖堂を破壊、モスクワに地下鉄を建設
弟のミハイルは航空工業大臣だったが仕事もせずに豪奢な生活。
スターリンに無能を責められて自害した。身内すら容赦しない

西欧は世界恐慌のくるしみで日本も苦しんだがソビエト連邦はまったく関係なく
軍事工業化を拡大した。これが戦車の大量生産やSMK戦車、KV戦車とつながる

ヒトラーは大戦の前年に国防予算を900億マルクにふやし軍需生産を900倍に拡大
連合国は戦時経済に切り替えてドイツを超える増産するには3年を要した

世界の急激な動きにたいして日本陸軍はシュナイダー75野砲すら年に100門の生産で
これでは鈍感すぎて国が滅んでもしかたない