「ASM−3A」

1 事業の概要
本事業は、我戦闘機の残存性を確保しつつ、彼戦闘艦艇等に対し脅威圏外から有効に攻撃するため、超音速飛しょうにより高い残存性を有する空対艦誘導弾である射程延伸型ASM−3(ASM−3A)を取得する。
なお、周辺国の艦艇が急速に近代化する状況を踏まえれば、従来型より射程等が向上した空対艦誘導弾を早期に取得する必要があるため、本事業は、令和2年度から着手したASM−3(改)の開発の途中成果を反映したASM−3Aの量産取得を行うものである。
※ ASM−3Aより能力向上するASM−3(改)の開発は継続して実施予定。

2 取得方法の検討
ASM−3(改)の開発の途中成果を反映したASM−3Aについて、主要な能力である、飛しょう距離、飛しょう速度が、我が国の島嶼防衛に必要とされる水準を満たすか否かを評価。

3 検討結果
ASM−3Aは、飛しょう距離、飛しょう速度に関し、必要とされる水準を満たしていた。
次に、運用構想や具体的な整備計画などの所要の要件を確認したところ、満たすべき要件について確認できたことから、ASM−3Aの取得経費を令和3年度予算案に計上することを決定した。

https://www.mod.go.jp/j/press/news/2020/12/25a.pdf
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2020/12/25a.html