細かいけど、無数の鏡を制御して巨大な凹面鏡を形成し、継続的に敵要塞前面を焼き尽くすのは連邦軍のソーラ・システム、
コロニーを改造した巨大レーザー発振器に無数の太陽発電衛星から電力を供給して、一撃必殺のレーザ砲撃を一発だけ打ち込む(それ以上は冷却が間に合わん)のがジオン軍のソーラ・レイ。
似たような名称と同一動力源の兵器でも、平凡な質を物量と制御技術で押し切る連邦(≒連合国)と、超技術による超兵器、ただし一発こっきりのジオン(≒枢軸国)という、双方の国家思想の違い
(しかも後者の運用に、軍事的に絶対あってはならない政治的思惑まで入ってきて、それで紙一重を押しきれずに負ける)を見せるのに79年としては上手い演出ではあった。