聖飢魔IIに関して言えば、本気でヘビメタやりたかったのは、すでにいなかったダミアン浜田と
多分、デーモン小暮の二人だけなんではないかな

リズムセクションは雷電湯沢に関しては来歴がよくわからないけど、コンビを組むゼノン石川は
元々フュージョン畑の人で、二人ともオリジナルメンバーが技術不足だったために呼ばれたようなところがあって
全身全霊をかけてプロフェッショナルに徹してバンドをサポートする感覚
当然技術はあるので、バンドとしても二人には好きにやってもらえばいいので軋轢が生まれにくい

ギターのエース清水は元々バンドの先輩で、ヘルプに入ったつもりがメンバーになっちゃったという感覚で
この人も元々はつのだ・ひろのバンドに居たプロで、後輩のおふざけにつきあう感覚で、どうしても
ヘビメタをやりたい、というタイプでもない

ヘビメタバンドにはギターヒーローは不可欠で、初期にその役を担ったのはジェイル大橋だったけど
この人はまさにその通りの人だったけど、それでバンドを飛び出しちゃう
その後任のルークは、だから、ギターヒーロー然としたキャラクターが求められて
いかにもHMというテクニックをフルセットで備えたゴージャスなギタリストになったけど
本人としても、どうもバンドに「作られた」自画像だったと言ってたりする