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>戦艦・・・航空機に積める程度の炸薬量の魚雷で沈む

南大平洋海戦で空母ホーネットが撃沈されたので、これを航空攻撃による米大型艦撃沈の参考にしてみる。ちょっと長くなるけど

朝7時10分 第一次空襲によりホーネットは魚雷2本と爆弾数発の被害。
 同空母の液層防御は炸薬150キロだが、日本の航空魚雷は炸薬200キロ以上のため耐えられず機関部に浸水し行動不能

 第二次、第三次空襲はエンタープライズ他に集中。

13時10分 第四次空襲。曳航作業中のホーネットに魚雷1本命中

13時25分 第五次空襲。ホーネットに水平爆撃。800キロ爆弾1命中。(空母瑞鶴は魚雷を使い果たしたため艦攻による水平爆撃を実施)
15時10分 第六次空襲。250キロ爆弾1命中

17時10分 米司令官、ホーネット処分を命令
 米駆逐艦が魚雷8本発射し命中3。(不良により魚雷2本が沈没、3本が偏射となった)
 追加で魚雷9本発射し命中6。(不良により魚雷1本が早期自爆、2本が偏射となった)
 しかしホーネットは沈まず、米駆逐艦は砲撃で数百発を撃ち込む

20時40分 日本艦隊に発見されたため、米駆逐艦はホーネットを放棄して離脱

 日本艦隊がホーネットを確保。曳航作業を試みるも断念。

翌27日 午前1時ごろ 駆逐艦が魚雷4発を発射。3発命中。(1本はホーネットの艦底を潜り抜ける) ホーネット沈没

炸薬量200キロ台の航空魚雷3本、さらに炸薬量300キロ近い米艦の魚雷9本、加えて炸薬量500キロの酸素魚雷3本でやっと沈んだ。

米空母の特徴として液層防御は意外と大したことが無い。小型魚雷で簡単に浸水し機能停止となる。
しかし予備浮力が大きいのか、水密がしっかりとしているのか、確実に撃沈するには大量の魚雷が必要。

1942年頃に日米全力での空母戦が発生した場合、レキシントンのようにガソリンの自爆事故とか起きればともかく、小型航空魚雷で沈む米空母はあまり無いだろう。
米大型艦の撃沈には、艦艇に搭載されている大型魚雷か、巨砲の威力が必要