FUEL OIL TRANSFER DIAGRAM と言うのがありまして
ようするに燃料を動かすための経路図ですね
これはダメコンなんかで注排水したりする時にも参考にしますのでここに書かれてる以外の所に燃料入れたり出したりは出来ません

これはノースカロライナのそれです
http://s2.upup.be/f/r/TtxjPaQntq.jpg

タンク容量95%でトン数表記、各タンクの容量が1つずつ書かれていまして上の表が燃料庫専用で赤で囲んでる数値がその合計で1263.87と書かれてます
下の表が燃料以外に海水を注入してバラスト兼用に使用可能な燃料庫で赤で囲んでる合計値が5595.80

両方合わせると6859.87で図の右の SUMMARY と書いてある表の赤で囲んだ FUEL-OIL (TOTAL) の値と一致します

>>451氏のノースカロライナの "Full load" fuel oil capacity の5550と Additional fuel oil required to fill all tanks to 95% (emergency)の1309の合計値6859と一致します(こちらは小数点以下を端折ってるので)
このように最初から燃料タンク(F)とされてる部分のみで燃料最大量(95%)は達成出来るので空層(V)に燃料を入れる必要はありません

>>499氏の言及してるダメージレポート VII. Fuel Oil Filling, Transfer, Drain and Overflow Systems の (B) 項ですが前後の (A)、(C)含めて被害を受けたのはフレーム45と52間の燃料タンク A-26,28,34,36,42,44Fと空層 A-24,32,40,412V
TRANSFER DIAGRAM と見比べるとわかりますが前者燃料タンクの燃料使用したり注入するための配管はより内層の後者空層を突っ切って配置されてます
http://s2.upup.be/f/r/yQmtXFbmU3.jpg

つまりダメージレポートのそれは燃料タンクと隣接した空層の間を通ってる配管が破片により穴にがあき、魚雷の被害で破壊され内側にひしゃげた魚雷防御隔壁の圧で燃料タンクと空層両方ともズレ込んだと言う事を書いただけの事です