上と下の舷側装甲板を取り付けるT字金具を組み合わせるところで25ミリの棚板を挟んで
大口径の鋲で止めていたわけだ
これでは衝撃に対して鋲のせん断力しか抵抗力が無い
牧野技師が比較論で言っていたように棚板を挟むのを止めて
T字金具の平面部分にキーを差し込む溝を掘って、キーを入れる構造変更は、実大模型試験の後でも可能だったかもね。
T字金具をキーで繋げた場合、T字金具の平面の両端部分を切削しておけば
合わせたところに25ミリないしは30ミリの棚板を挿入して鋲で止めることも可能になる
何より、装甲への砲弾や水雷の大きな衝撃と後ろに押すと力がかかっても
上下T字金具をの両方で受ける上に棚板の端面でずれずに受け止められる。
この場合、取り付け金具の内側で支える棚板は連続性を念頭に置いて
缶室天井板へと斜めに接続するのが良いのかねぇ?

過大なトーペックスの爆発衝撃が連続した棚板を押して内部まで破壊を引き起こすのかも知らんけど、原設計みたいに途中で取り付け金具と途中で途切れた棚板の尖ったリブが縦に隔壁を突き破るよりはマシには思う