>>871
どう考えても無理。
20インチ砲塔は、連装ならともかく3連装だと船体幅38mには収まらないだろう。
3連装砲塔の砲身間隔は、大和型の3.05mより1m程度は広がるだろうし。それとも米旧式戦艦ネバダ級
の砲塔みたいに砲身を極端に接近させて同一俯仰方式にし、給弾も2門分で我慢するか?

機関をディーゼルにした場合、主砲塔の動力はどうするの?大和と同様の水圧タービンにするなら
2万馬力相当以上の大きな補助ボイラーが別途必要となるし、電動機で動かすとしたら、そのための膨大な
発電量は軽量コンパクトなタ−ボ式にするのか、燃費はいいが嵩張って重量も必要なディ−ゼル発電機を
十数基積み込むのか・・・タ−ボ式にするなら、やはり別途大きな補助ボイラーの装備が欠かせない。

あと、ディーゼル艦特有の方位盤などの機材に対する振動の問題と、居住区に対する騒音対策も必要だね。
ポケット戦艦でもこの問題に悩まされたし、大和でも600馬力ディーゼル発電機が稼働すると、参謀長寝室
では眠れないほどの騒音が発生したと宇垣が日誌でこぼしている。

つうか、そのサイズの艦が実現可能なら大和も最初から原案かAシリーズの30ノット案が通ってただろう、としか思えない。
長さ的に長崎では造れないから、2号艦は呉で大和進水後に起工するか昭和15年5月に横須賀第六ドックが出来てからになる。