>>942
大和とサウスダコタの上下舷側装甲は全然違う

サウスダコタは上下とも傾斜19度で、上下装甲はツライチに直接結合されている
これはアイオワも同じ

これに対して大和は、上部装甲は傾斜20度、下部は傾斜14度で、上下ツライチではなく継手がくの字
当然、上下装甲を直接結合できず、装甲を別々の受け材で船体に取り付け、受け材同士が結合されている

上でも下でも装甲に命中があったとき、上下受け材が接合面で水平に滑って継手を破壊する圧力がかかる
これに抵抗するのは、受け材同士を繋いでいるリベットの剪断力のみ
建造中の砂填弾試験や、スケート被雷では上部装甲が押し込まれたが、魚雷が命中しやすい下部装甲の方が構造的に押し込まれやすい

装甲同士ではなく受け材同士の結合
継手の押し込まれ破壊を船体の横材で支える構造になっていない
これが大和に固有の弱点