コロナ禍の英国、癒やし需要に付け込む「犬泥棒」激増
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210205-00000037-jij_afp-int
【AFP=時事】
>新型コロナウイルス流行下の英国で、ペット犬の盗難被害が爆発的に増加している。感染対策のロックダウンがたびたび実施される中で、ペット需要が一気に高まったことが背景にある。
 
>もともと英国民の犬好きは有名だが、コロナ禍の孤独と不安を癒やしてくれるペットを求める人が激増。販売・譲渡市場では、子犬はもちろん成犬の価格も2倍以上に跳ね上がった。この状況が、貪欲なブリーダー(繁殖業者)のみならず犯罪者をも引き付けている。

>人気犬種のスパニエルやブルドッグ、パグ、プードル系ミックスなどの価格は現在、1匹4000ポンド(約57万円)以上することもある。

>迷子犬の保護・捜索情報データベースを提供する団体のウェイン・メイ氏は、
「ギャング組織や窃盗グループが飼い犬を盗み、繁殖に利用したり、身代金や保護の謝礼金を要求したりする事例が増えている」と指摘。
>英国では犬の窃盗は、罰金200〜250ポンド(約2万9000〜3万6000円)の軽犯罪にすぎない。
>「罰則が軽いため、今や飼い犬の窃盗は麻薬の売人になるよりもうかる」と述べ、こうした犯罪の抑止には、罰則強化しかないとの見方を示した。