自分で胴体をぶった切って「頭部だけ」になってから胴体を完全再生させるウミウシが見つかる

胴体の完全再生能力を持つとして今回報告されたコノハミドリガイとクロミドリガイが胴体を切り離す理由は、産卵を妨げる寄生虫を排除することが目的だとみられています。

また、体の一部のみ寄生虫に感染したクロミドリガイのケースでは、「寄生された部位のみを自己消化して再生能力でまた生やす」という現象も確認されたとのこと。

頭部から胴体を完全再生させる能力については解明されていませんが、三藤氏はコノハミドリガイとクロミドリガイなどの一部のウミウシが有する「盗葉緑体現象」という能力が関係しているとみています。
盗葉緑体現象は、食べた藻類の葉緑体を細胞内に一時的に取り込み光合成能力を獲得するという能力。
問題の2種は盗葉緑体現象で獲得した光合成能力によって、頭部だけで生きるためのエネルギーを得たと考えられています。
https://gigazine.net/news/20210309-self-decapitated-regenerate-sea-slugs/

ナメック星人かよ!?