2021.03.15
米メディア、海自の「もがみ型護衛艦」はLCSサイズで柔軟性と攻撃力の両立に成功
https://grandfleet.info/japan-related/us-media-mogami-class-escort-ship-succeeds-in-achieving-both-flexibility-and-attack-power-in-lcs-size/

米メディアは「もがみ型護衛艦」について沿海域戦闘艦に近いサイズで柔軟性と攻撃力を併せ持った艦艇を建造することが出来る証明だと報じている。
参考:Japan’s New Mogami-Class Frigates Show What The U.S. Navy’s Littoral Combat Ships Could Have Been
https://www.forbes.com/sites/sebastienroblin/2021/03/05/japans-new-mogami-class-frigates-show-what-littoral-combat-ships-could-have-been/?sh=7d1dcf3f20a0
(抜粋)
最終的にフォーブスは沿海域戦闘艦の失敗を引き合いに出して「技術革新に対する賢明なアプローチと
財政的な規律さえあればLCSに近いサイズで柔軟性と攻撃力を併せ持った艦艇の大量建造は可能だった」
と結論づけて「米海軍もウォータージェット推進などの先進的技術を採用していなければ実用的なLCSが完成して
納税者の負担を軽減できていたかもしれない」と言っているのが印象的だ。

因みに沿海域戦闘艦が失敗したのはイージス艦の父と呼ばれるウェイン・E・マイヤー少将の
「少しだけ作り、少しづつテストを行い、多くを学べ」という格言を無視して、全く互換性のない異なる設計案
(フリーダム級/インディペンデンス級)をプロトタイプによるテストもなしに大量建造したためで、任務よって交換可能な
ミッションパッケージというアイデアは革新的でも開発が複雑過ぎて対機雷パッケージと対潜パッケージは完成すらしなかった。
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もがみ型も新型CICとか新型減速機とか新艦対空誘導弾(予定)とか、いろいろと新しい要素はあるが、
フリーダム級やインディペンデンス級ほど複雑怪奇ではなさそうだ。

米帝、なぜこんな事態になってしまったのか・・・