ベトナム、ラオス、カンボジアは日本軍が進駐はしたが、統治はフランス植民地政府がやっていた。
他の東南アジア諸国は、良い悪いは別にして日本が現地人への統治移行を念頭に人材の育成を
行って植え付ける時間があった。だから、曲りなりにも穏健な現地政府が結成されて、何とかナショ
ナリズムの受け皿になり、大国に翻弄されるのは最低限に抑えられた。インドシナ3国は終戦直前に
明号作戦で現地人政府の樹立をしたが、現地人材も組織も無く日本の降伏と共に消滅した。その後
は、傀儡政権によって大国の草刈場と化して民衆は悲惨な目に遭ってしまった。