#981です。
書架漁ったら、豊田穣氏の『マレー沖海戦』が見つかりました。確かこの本だったはず、
と思って頁繰ったら、263頁に

『(元山空の)一小隊三番機(川田勝次郎一飛曹指揮)が被弾、燃料タンクにポンポン砲弾を
受け一瞬で火の玉に。魚雷は投下した後だったが、川田兵曹は機首を突っ込むと海面に激突、自爆』

とあります。マレー海戦の詳細記述はこれで読んだのが一番詳しいと思うので、公式記録(wiki等に
引用掲載)の元山空の雷装九六中攻の自爆1機はこれで間違いなさそうです。

リパルスへの自爆突入は、何か別の脚色された小説か何かか、仮想モノで読んだんだったのかも
しれません。なんか引っかかってはいるんですが、史実ではないようです。申し訳ないです。

この豊田氏の本は、1988年刊だけど、元搭乗員の方の取材や対談もあって非常に具体的で面白いです。
雷爆撃時には、九六中攻も機銃掃射までやったというのが印象的です。