>>886
そのサイトによると、欧州とアメリカのメディアによって、伝え方に違いがあるんだと。

2021.07.1
スイス政府は次期戦闘機にF-35Aを選択、但しグリペン導入を撃墜した国民投票の実施が濃厚
https://grandfleet.info/european-region/swiss-government-chooses-f-35a-as-next-fighter/

(抜粋)
スイス政府の決定を受けて軍は議会にF-35A調達を要請する法案を提出→これを議会が承認すれば法的にもF-35A導入が確定、
この決定は国民投票をもってしても覆すことは不可能なのだが、米国製戦闘機の調達に反対するスイスの政党(スイス社会民主党や緑の党)や
市民団体(軍隊なきスイスを目指す会)はすでに「反F-35イニシアチブ」を発表、F-35A調達に関する議会審議の結果が出る前に署名を集めて
国民投票に持ち込むことを狙っており現地メディアは「高い確立でF-35A調達の是非を問う国民投票に持ち込まれるだろう」と予測している。
*****
補足:スイスの国民投票は義務と任意の2種類に分けれており、任意の国民投票は政府や州の決定が公式に発表されてから100日以内に
有権者5万人分の署名を集めるか、8つ州が国民投票を要求した場合に実施が義務付けられている。
要するに米国製戦闘機の調達に反対する勢力は6月30日から100日以内に有権者5万人分の署名を集めてなければならないという意味で、
市民団体の「軍隊なきスイスを目指す会(GSoA)」は30年前にF/A18C/D導入に反対するため18万人分以上の署名を34日間で集めた
が国民投票でGSoAの主張は受けいられず導入阻止に失敗、しかし2014年のグリペン導入反対は国民を集めることに成功してグリペン導入阻止に成功している。
*****
つまりスイスの次期戦闘機に選択されたF-35Aは2014年のグリペンと同じ立場に立たされ、
もし国民投票で調達が否決されれば次期戦闘機の調達候補から外され再選定が実施されるという意味だ。
-----

なんかややこしいが、F-35導入に関しても国民投票に持ち込まれる可能性があるんだと。
アメリカメディアではその部分をカットして報道していて、スイス・ドイツのメディアではF-35導入阻止の動きを伝えていると。

最終的にどうなるか、もう少し様子見かね。