ミャンマー東部シャン州の山岳地帯にある少数民族勢力「パオ民族解放機構」(PNLO)
の基地では、旧日本軍の三八式小銃1丁が、改造を施されて今も使われている。
「命中しやすく性能は非常に良い。政府軍と戦うための大切な武器だ」と話す。

現在60歳代の村人が父の形見として持っていたが、政府軍に見つかって罰せられるのを
恐れ、2年前にPNLOへ譲渡。元の所有者や、村人の父に渡った経緯は不明という。

専門家は「三八式小銃は口径6・5ミリだったが、現地でこれに合う弾が入手できないため、
誰かが銃身を加工して広げた可能性が高い」と述べ、菊の紋章は日本軍の武装解除の際に
削られたとみられる、と指摘する。