坊ノ岬沖海戦での矢矧は、縦隔壁を無くしたので早期の転覆には至らなかったが、一方で海戦初期に
自力航行能力を失い、あとは浮かぶ標的になった。

艦が沈没に至るかどうかは、そうなった場所が敵の勢力圏内かどうかにもよる。

空母ホーネットは大戦後期のように米軍が圧倒的優勢なら曳航されて修理に回す事ができただろうし、

台湾沖航空戦の巡洋艦キャンベラ、ヒューストンは縦隔壁なしの故にたった1発の魚雷で航行不能と
なったが、この時はもう米軍が圧倒的優勢であったので、曳航されて戦場を脱し、生き延びた。
そうでなければホーネットと同じ運命。