他氏も触れておられましたが砲塔砲台は第二斉射で命中弾を期待。(「日本の要塞」)
 また黒崎砲台=40加砲塔砲台は16分間に8斉射し必中弾2発。(「日本築城史」)
 期待なのか必中なのか基準によって少し評価が異なる感じはあります。

 より具体的な数字を示しているのは砲塔砲台ではありませんが要塞砲として使用された九六式二十四榴。
 最弱装薬、射角20度では射程3,400m、公算躱避8mとのことです。
 とんでもない射撃精度ですが、「日本の要塞」によれば二十四榴の射撃指揮は武式や応式測遠機で、
期待される八八式は三十榴以上に使用されたとか。(「日本の要塞」)
 もっともこれは、九八式測遠機が配備された要塞ではこちらに更新されていたのではないかと思われますが。