>>37
 通常は艦艇側から長射程の砲台は見えないものです。地形などで遮蔽されていることも多く高低差の問題もあり物理的に見えない場合が多いです。
海岸に直付けされているような中口径砲台でも目標として非常に小さいので撃たれるまでなかなか見つからないようです。
 一方的な航空優勢を確保できているのなら航空観測で発見できる見込みはあります。
 しかし砲塔1個かそれ以下の大きさを狙い撃つという地道な作業を強いられます。

 回避運動については、効果はあるとは思いますが絶対当たらないとは過信できません。
 射距離3万〜3.5万の40糎砲なら、発砲から弾着まで60〜80秒位。
 大きさの割に舵の効きが良いと言われる大和型が舵を切ってから回り始めるのに90秒位。これは速力にもよりましょうが。
 発砲を見てから舵を切っても間に合わないのです。

 但しその斉射は当たってしまうかもしれませんが、ここで舵を切っておくことで次の斉射を外せる見込みは生じますから無駄ではありません。
 しかしここで変えた針路を更に変えるのはまた時間がかかりますからその次の斉射は避けられないかも知れません。

 撃たれ始める艦が出たら別の艦で撃つというのは確かに一案ですが、この艦も別の砲台に撃たれてしまうかも知れません。
 地形や要塞の出来次第ではありますが、普通は複数の砲台が相互支援できるように火砲を設置します。

 それなら更に3隻目以降の艦を連れてきてそちらで砲撃するという方法も採れますし、
一方的に航空優勢を得て落ち着いた飛行機観測が出来るのなら効果もある筈です。
 足元に機雷もありそうですから気を付けて。