北ドイツ連邦海軍以降のドイツ海軍の通史を5ページほど、主に艦隊運用に
焦点を当てながら書いてる。
筆致はおおむね好意的で、仮にドイツ海軍ファンの立場からその記事を
読んでもがっかりすることはないと思う。内容はごく基本的。ただ
ドイツ海軍史を扱う和書が少ない現状では、より深く調べごとを進める
ための足掛かりにはなるかも知れん。
個人的には、第一次大戦末期のバルト海における上陸作戦をもっとヨイショ
しても良かったのではないかと思う。あれは停滞していた海軍水上部隊の
士気高揚にも、東部戦線の趨勢にも大きな影響を与えた事績だからね。