また

- (前略)ビスマルク級を、ドイツでは「あらゆる脅威に対処可能な」装甲配置と自画自賛している。(p. 133)

と書いてるが、いまどき日本語版Wikipediaにも引用されている『Unterlagen und Richtlinien zur Bestimmung der
Hauptkampfentfernung und der Geschoßwahl, Heft a』p. 8には

「装甲甲板そのものは、このような強化にも拘わらず、極めて遠距離から直撃する砲弾を弾き返すほど増強することは
できない。最重量級の徹甲弾による大角度の命中を防ぐような、装甲甲板のかくも広範な強化は、重量上の制約から艦
の大部分で実現不可能だからである。ただ水平装甲までも貫通されるまでの距離を、上方修正するのが精一杯である
このような遠距離において、最重量級の砲弾に対する完全な耐性を得ることがほとんど不可能であるのと同じくらい、
空中からの脅威に対しても無条件の防御を達成できる見込みは少ない。」

と書いてあり、ドイツ側がビスマルク級の装甲配置の問題を、自画自賛どころか自覚していたのは明白。

過去のやらかしもだが、大塚はどうして史料と真逆のことを主張するんだ。いったい何が根拠なんだ。