>>684
ネルソン級は独米英仏らの新戦艦と同じく平甲板型だけども、舷側装甲帯の上端が海面レベルの中甲板までしかなく乾舷の広範囲が薄弱だから、たとえば水平に近い弾道射程での砲戦に関しては
下層のバーベット基部あたりへの被弾にはくれぐれも要注意なのかも知れないが、独米英仏らの新型高速戦艦群も、舷側装甲上端が1段高い主甲板までなのと引き換えにその乾舷はネルソン級ほど
にはガツンと高くはなく、高速でしこたま波に洗われとりますからね。

>>710
ドイツ海軍がビスマルク級の防御形態を問題視しているというよりは、耐16インチ弾(1,016kg)防御で11,000〜25,000ヤードの安全距離を確保出来てるビスマルク級をもってしてもなお、それ
以上の大幅な装甲の増厚化はもはや相当な大型化なしには困難な為、どうやら今後の建造艦艇も含めてボチボチ頭打ちだわなという危機感でしょ。
どこがやっても、大和か改大和、H-39やモンタナあたりまでがせいぜい。
なので、ドイツもそのビスマルクの常識的な拡大レベルのH-39よりアトのやつらは、一挙に大型化が加速して荒唐無稽化している。
まぁ、その大和もビスマルクもナカナカにしぶとい沈み方を見せてくれましたが。

自国の新戦艦を手放しで自画自賛の不沈扱いして喜んでためでたい連中は、KGVの公試の成績に舞い上がってた英海軍上層部の無責任な外野どもくらい。
日独米英仏伊の設計陣はああいう凄い設計センスを見せつけながら、その自前の新戦艦の内容になど満足せず、むしろ戦艦の終わりを恐らく見据えてたでしょ。
グッドオールにはそれが見えてても、このごに及んでヴァンガードふぜいに歓喜してた外野どもにはもちろん見えてなかったんだろうけども。

>>717
WW2ドイツ戦艦の水平防御装甲は下甲板ではなく、中甲板やね。米英仏の新戦艦より1段低く、ネルソン級と同じ。
WW2ドイツ戦艦の舷側防御装甲の上端は、主甲板の高さまで。米英仏の新戦艦と同じで、ネルソン級より1段高い。