>>823
この間のドイツ戦艦史でも、堤氏がWW1前のドイツ戦艦の射撃指揮兵器について詳細は良くわからないと言っているくらいなので、自分にもkwskは分からない

有名なエピソードとしては、イギリスが敵からの測距妨害策として上下像合致を妨げるため、自艦の煙突やマストにギザギザの布をつけて垂直ラインを崩す偽装をしたが、ドイツの測距儀はステレオ式だったので無意味だったという話はある

ただそれは測距の話で、方位盤による統一射撃とは別
実際にジュットランドでドイツはイギリス側に命中弾多数出しているので射撃が優れていたことは言える

マストの形状については、WW1期の射撃の観測や指揮のやり方は各国で異なっており、イギリスは檣楼トップに観測所を設け、目標と弾着の距離を測って(距間観測)いたので三脚檣を採用
独米は司令塔で遠近のみの弾着観測をしていたという違いはあるようだ
米籠マスト頂部は単なるフタにしか見えず、ドイツ棒檣には人の居場所がない
日本はイギリス同様檣楼トップで観測をしたが、距間ではなく遠近観測のみという