>>204
艦橋が前の方にあれば見晴らしが良く、操船の際に便利だが、作業甲板を見ることは出来ず、別途そちらを監視・監督する場所が必要になってくる。
後方にあると操船するいわゆるブリッジと、作業の監視・監督が集約出来るので場所を取らないが、操船の際は見晴らしが悪くなってくる。
これは小型艦、特にプレジャーボートなどでは顕著な違いになってくるけれど、逆に大型艦の場合は、見晴らしが影響するほど操船のレスポンスが良くない。

なのでタンカーや輸送船などがそうだが、合理的に考えれば大型艦は後方に艦橋を置く方が望ましい。どうせ港に入れば、タグボートの世話になるのだから。
しかし頻繁に作業をするなら、操船と作業は別々になるのだから、両者を二つに分ける方が良いこともある。多少は構造物が増えたとしても。