脳が小さくなったり大きくなったりするアリ、初の発見 | ナショナルジオグラフィック
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/041700192/

>インドクワガタアリ(Harpegnathos saltator)は違う。女王アリが死ぬと、
働きアリたちが一風変わった戦いを繰り広げ、勝者が新たな女王となって卵を産めるようになる。
新女王の卵巣は大きくなり、脳は約20%も縮小することが知られている。

>新たな研究により、このインドクワガタアリの新女王が王位を降ろされると再び働きアリに戻り、
脳と卵巣が元の大きさに戻ることが明らかになった。

>脳のサイズや複雑さが大きく変化する現象は、冬眠するジリスや一部の鳥類などでも報告されている。
例えばミヤマシトドという鳥の脳は、繁殖期が始まると、新しいさえずりを覚えるために新しい
ニューロンが6万8000個もできてくる。餌が少なくなる冬がくると同じ数のニューロンが死滅し、
春になるとまた増える。

>動物の脳の可逆的可塑性の研究は、人間の脳の理解にも大きく関わってくる。ペニック氏は、
「最終的には、人間の脳の発達過程などについても何らかの発見があるかもしれません」と期待する。


生物は、思考能力を犠牲に繁殖能力を高めることもあるのか。
アホの子ほどカワイイは、生理・生物学的に根拠が有る事なのかもしれない。