>>470
現実問題として、未発達なソ連の交通インフラせいで侵攻が遅れた以上、後退するにも出来ない状況だったのは間違いなく、ヒトラーの指示にも一定の理はある。
厳冬下の条件はソ連側とて殆ど同じだし、補給線にしてもソ連の方が楽だった訳ではないことも、現代では分かっている。ただ無理を押し通しただけだ。

しかし国民が何百万人も国外へ脱走し、何度も暗殺事件が発生し、レジスタンスが妨害するドイツよりも、挙国一致体制のソ連の方が国状は有利だった。
またソ連側の方が冬季に慣れており、多少はマシな対策手段を持っていた上に、アメリカからの支援もあったのに対して、ドイツは自力で賄う必要があった。

根本的な問題として、ソ連に侵攻したこと自体が間違いで、侵攻するにしても準備不足だった上に、兵站線の構築も難しい状況では、そもそも対応のしようがない。