航空自衛隊がインド空軍と初めて戦闘機による共同訓練を行うことが22日、分かった。印空軍はロシアからの輸入やライセンス生産で保有している主力戦闘機のスホイ30を投入する方針で、露製戦闘機との共同訓練も初となる。
スホイ30は中国空軍も採用しており、日本領空付近に展開させている。共同訓練は昨年6月と今年7月に予定し、新型コロナウイルスの影響で延期したが、中国の脅威をにらみ、空自と印空軍はともに年度内に実現したい意向で一致している。

戦闘機の共同訓練は相手国のパイロットと高度な意思疎通ができ、信頼関係もなければ事故につながりかねないため、最もレベルの高い共同訓練に位置づけられる。空自が戦闘機訓練を行ったことがあるのは米国と英国、オーストラリアだけだ