焦点:ロシア製ワクチン、生産大幅遅れで海外供給に「黄信号」

ロシアが開発した新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の生産に、大幅な遅れが生じている。
同国は世界にワクチンを供給すると大風呂敷を広げたが、有能な人材と設備の調達が壁となり、その約束を果たせていない。

プーチン大統領は鳴り物入りでスプートニクVを世界に向けて導入すると表明。
3月には諸外国との間で接種7億回分の生産契約に署名済みだと説明していた。

しかし、ロイターの集計によると、5月12日時点で生産を終えたのは3300万人分、輸出したのは1500万人分にとどまっている。
これは接種2回分のセットを1人分として計算した数字。
これは、毎月数億人分を生産している米ファイザーや英アストラゼネカと比べて、大幅に低い水準だ。

製薬会社4社と、生産過程およびロシアのサプライチェーンに携わる人物2人への取材により、スプートニクVの生産を加速する難しさが
浮かび上がってきた。 (以下略)
https://jp.reuters.com/article/russia-vaccine-idJPKCN2CY0E8

(前スレ997)
ロシアはコロナワクチンのスプートニクVの実用化と接種開始こそ他の大国に劣らず早かったですが、 先週末の時点で累計接種数2640万人/
二次接種者1110万人(総人口の7.7%)と捗っていません。

米中以外の累計接種数はインドが1.91億人、英国が5980万人、ブラジルが5760万人、ドイツが4400万人、 フランスが3220万人、イタリアが3050万人、
トルコが2780万人といずれも上回っているから、ロシアの遅さが一層際立ちます
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スプートニク自体は意外と薬効は高いらしいけど、肝心の生産が捗らないのではロシアでの集団免疫状態が確立するのはまだ先の話ですね。
下手をすれば7月には接種数や接種率でも日本に追い越されたりして。