映画すれだから触れてもいいと思うんだが、1960年代の大作戦争映画ブームの後期は、スペインがロケ地として重宝され、He111やBf109の本物を貸与どころじゃなくて売ってくれたりした。
Bfの方は、エンジンが違うのでアゴの形状が変だけど、テキサンのゼロ戦よりはなんぼかまし。
で、付け加えると、20世紀フォックスとかのハリウッドスタジオは、やっぱり何というかユダヤ系の牙城だったんだよね。
だけど、この時代の映画にはやけに人間的ドイツ軍が出てくる映画が多かった。
MGMの戦略大作戦(これはユーゴ撮影のはず)なんか、米兵と一緒になって金塊に目を輝かせる武装SSまで出しちゃって。 つまりSSはまだタブーとはされていなかったの。
ドイツ国内は別よ。ギュンター・グラスなんか、SS経歴を隠したまんまノーベル文学賞まで上り詰めちゃって、どうにもならないところまで追い込まれている。