>>800
自走砲の場合、砲塔式にして砲を旋回させられないと車体ごと動かさない限り砲を動かせる範囲が限られる。
当然ながら。

で、それだと距離に応じた非常に狭い扇状の範囲しか狙えない(着弾させられない)。
それでは運用できる範囲に制限が出る。
限定的な使い方しかしない(配置場所を限定して限定された特定の目標しか狙わない)なら多少砲架が左右に可動する程度で得られる射界でいいけど、そうでないとしたら、非常に使いづらい兵器になる。

特に自走砲の中でも機甲部隊に随伴して行動するものは「車体ごと動かさない限り得られる射界が限られる」となると極めて限定的な運用しかできない。
なので砲塔が全周旋回できる必要がある。

もっとも、「砲塔式だけど全周旋回はできない」「全周旋回は一応できるけど、方位によっては撃てる弾や取れる射程に制限がある」とかいうのも結構当たり前のようにあったりはするけど・・・。