>>54
ところがドッコイ、20世紀初頭までの電気自動車には
「ミッションも燃料タンクもエンジン関係の油脂類もいらないからガソリン車より軽いし、振動も騒音も無い。何より重たいクランク棒回して始動する力仕事がない」
っていう、今の電気自動車とは異なるメリットだらけで、アメリカでも送電網の発達とともに電気自動車が激増するくらいだった。

で。
エンジンの性能や防振防音技術の向上って面も確かにあるんだが、初期の電気自動車が廃れた最大の理由が「エンジンスターターの実用化」だったりする。
クランク棒でのエンジン始動操作はそんだけ嫌がられてて、それさえ無けりゃガソリンエンジンの方がよっぽど便利。

そんなこんなで内燃機関のエンジンスターター(セルモーター)はWWIIの頃にゃ自動車だけでなく飛行機にも搭載されるようになってきて、地上要員もだいぶ楽できる事に。
(もちろんクランク始動だの起動車が完全に無くなったわけではないが)