>連続潜水日数も通常潜は数ノットの待ち伏せ運用での数字

需要あるかどうかわからんが、通常動力型潜水艦のおおよその連続潜航時間を算出してみた。
基準は公開情報にあった在来型の鉛電池型の潜航時間を元に、速度が上がるごとに3乗で消費が激しくなる計算。
リチウムイオン搭載型は、リチウムイオン電池の体積エネルギー密度を鉛電池の2.2倍とし、かつ「おうりゅう型」でAIP降ろしたスペースに
追加された電池33%分を加味したもの。

従来型鉛電池潜水艦 : 最大(18ノット)-1時間05分、戦闘(12ノット)-3時間40分、巡航(8ノット)-12時間、哨戒(4ノット)-4日間
AIP+鉛電費潜水艦 : 最大(18ノット)-1時間05分、戦闘(12ノット)-3時間40分、巡航(8ノット)-12時間、哨戒(4ノット)-18日間(うちAIP14日間)
リチウムイオン潜水艦 : 最大(18ノット)-3時間15分、戦闘(12ノット)-11時間00分、巡航(8ノット)-36時間、哨戒(4ノット)-12日間

これを見ると、やはりリチウムイオン電池搭載艦の高性能ぶりが目につく。
低速(4ノット)での哨戒活動だけなら、AIP艦の方が3割ほど上回るが、それでもAIPを降ろしたのは海自の戦略変化の現れだろうか。
全個体電池の体積エネルギー密度は、2020年代で従来型リチウムイオン電池約3倍、2030年代には約5倍ほどになると予測されているので、
もしたいげい型の後期バージョンに搭載されれば最大船速(18ノット)で10〜15時間程度出せ、低速(4ノット)で哨戒任務なら1〜2ヶ月は可能となる。