故・中村哲医師が語ったアフガン「恐怖政治は虚、真の支援を」(日経ビジネス)

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/120400219/

「(中略) 逆に言うと、厭戦気分が今のタリバン支配の根っ子にあると思います。
各地域の長老会が話し合ったうえでタリバンを受け入れた。

人々を力で抑えられるほどタリバンは強くありません。旧ソ連が10万人も投入して支配できなかった地域です。
一方で市民は北部同盟は受け入れないでしょう。市民は武器輸送などでタリバンに協力しています。北部同盟に対しては、昔の悪い印象が非常に強いですから。

 タリバンは訳が分からない狂信的集団のように言われますが、我々がアフガン国内に入ってみると全然違う。
恐怖政治も言論統制もしていない。田舎を基盤とする政権で、いろいろな布告も今まであった慣習を明文化したという感じ。
少なくとも農民・貧民層にはほとんど違和感はないようです。(後略)」

この方は「親タリバン」で叩かれてもきました。