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寄生虫がハイエナを「操作」 自らライオンの餌食に

2021年6月22日付で学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された論文によると、ケニアのマサイマラ国立保護区で数十年にわたって集められたデータを分析したところ、トキソプラズマという寄生虫に感染したブチハイエナ(Crocuta crocuta)は、そうでない個体と比べると約4倍もライオンに殺されやすいという。
特にトキソプラズマに感染した1歳未満の子ハイエナは、ライオンに近づきやすくなり、死因がわかる子どもはすべてライオンに殺されていた。ブチハイエナの子はライオンに狙われやすいため、普通はライオンに近づかず、ほとんどの時間を親の巣穴の近くで過ごしている。
トキソプラズマが人間に及ぼす影響を研究している米コロラド大学の研究者ステファニー・ジョンソン氏は、今回の研究には関わっていないが、この研究はこれまでの常識を覆す「ゲームチェンジャー」であると称賛する。
「トキソプラズマが哺乳類の行動にかなり強い影響を及ぼすことが確認されました」。もしかすると私たち人間も、それに含まれるかもしれない。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO73822610T10C21A7000000/?channel=DF260120166528&;page=2

我々は猫(トキソプラズマ)に支配されてるのかもしれない・・・