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これを日本へ当てはめると、警察にせよ自衛隊にせよ実戦不足で、突発的な事態に対しては常に後手に回る日本の性癖からして、序盤では大きな被害と混乱を受ける可能性が高いと目される。
また日本は朝鮮半島同様に山がちで、先進国としては異例の森林率の高さから、山野に逃げられると捕捉するのが非常に困難となるだろう。ただし同時に、それだと序盤以外は戦果を上げるのが難しい。

3.11地震で分かったように、日本の自衛隊は被災地の住宅をそれこそ漏れなく一件一件巡回して周り(それも一回ではない)数万戸だろうと数十万戸だろうと確かめて廻るだけの実行力を備えており、これは世界一と言っていい。
従って山野に引きこもっているのでも無ければ、件の民間や警察の目撃・通報に引っかかり、程なくして活動区域を特定され、徹底的なローラ作戦でもって、捕捉されるだろう事は疑いない。
これは現地工作員が匿っても同じ事で、一旦通報されれば、全ての人家を確認して廻る事で、容易に発見される事を意味している。荒事には不慣れでも、現地に密着した警察制度もモノを言うだろう。

また公安は滅多に表に出てこないが、北朝鮮渡航歴があるだけで個人をマークする程優秀で(実話)、日本共産党を含めあらゆる組織に対して、一定の警戒と情報を持っているのも侮れない。
更に、現代は次第に廃れて来ているが、行方不明者の捜索に駆り出される、地元住人からなる消防団や治水団なども、武装組織の山狩りはともかく、住人の身元調査や情報収集には力を発揮する。

山野への潜伏は……出来るか? 峻険な日本の地勢から、何もしなくとも遭難する可能性が高いと思われるが、リンゼイ・ホーカー殺害事件の犯人、市橋達也受刑者のように、離島に逃げれば可能性はある。
横井庄一は28年間、小野田寛郎に至っては29年間も潜伏していたのだ。ただし潜伏出来るだけで、軍事的には意味のある活動とは言えない。こちらは特に考える必要はないだろう。