熱線画像だね。
赤外線カメラは可視光線の代わりに赤外線を使う、原理的には紫外線でも同じ事が出来る。しかし熱線画像は、物体が放射する熱線を感知する。

基本的には熱線=赤外線だから、赤外線カメラでも間違いないんだけれど、赤外線カメラは赤外線ライトを当てて、その反射を捉えている。
一方で熱線画像カメラは、人体など熱を発してるものを感知するので、好条件なら赤外線ライトを当てる必要がない。パッシブな訳だ。

よって熱線画像カメラだと、温度が低い周囲の土や建物が暗く写り、体温を持つ人間などの動物は明るく映る訳だ。一応、赤外線ライトを当てても使える。
ちなみにイラク戦争では、砂漠に埋設した戦車などが、夜間に温度差で暗くなるので感知する事が出来たそうな。