>>715
ドイツ本国の食糧の供給は国内では捕虜や占領地から徴用された農業労働者に依存するところが大きく、さらにソ連など占領地から現地住民を顧慮しない収奪を行ったので戦争末期にこれらの領土を失うまでは比較的良かった
それでもソ連では現地の兵士に食糧の小包を本国の家族に送ることを認める(事実上の略奪の承認)など十分ではなかった
第一次大戦ほどではないがいわゆるアインザッツ(代用食)やアイントプフ(鍋一つで作るスープ料理)が奨励されたが味のいいものではなかったし、ソーセージやパンも混ぜ物の多い粗悪なものになっていった

https://en.wikipedia.org/wiki/Food_in_occupied_Germany
大戦末期になって占領地を失うと食糧事情は悪化していったが、終戦後の混乱期に入り国内の備蓄がなくなったことと農場や工場で働かされていた捕虜や徴用労働者が帰国したことによって食糧供給量はガタ落ちし、上のリンク先によると都市住民一人当たり1日1000kcalという飢餓ラインまで落ちている
ドイツに対する憎しみもあって支援に関しても異論もあったがアメリカが食糧支援を行うことで徐々に好転はしていったけど、それでも戦後数年は新生児の死亡率が高くなるなど影響は残っていた