>>628
基本的に、榴弾砲は砲兵が運用し、迫撃砲は歩兵が運用する。
しかし105mm榴弾砲と120mm迫撃砲だと、弾頭の威力はほとんど同じで、一部を除き有効射程も近いので、砲兵は105mmから155mm榴弾砲へと移行している。
ここまでが前提。

砲兵は155mmへと移行しているが、105mm榴弾砲は重量が1.5t以下と普通乗用車程度の重量しかなく、物によっては分解して運ぶことも出来る。
なので昔の山砲がそうであったように、火力や射程を妥協しても良いから軽量な榴弾砲が欲しい時、そうした運用の多い部隊に導入されている。
たとえば海兵隊なら強襲揚陸艦から、ヘリで懸下して揚陸させるし、山岳部隊なら分解して山岳地帯に運び込み、陣地で組み立てるといった具合に。

ただし最大有効射程は同じ程度でも、迫撃砲は精度に劣るため、そこを考慮した実用的な射程距離となると、迫撃砲はだいたい榴弾砲の2/3ぐらいになってしまう。
また迫撃砲に優位を得るため、榴弾砲も射程を伸ばす努力をしており、L118=M119はまさに重量増と引き換えに射程を5kmほど延長している。

そうした違いから、>801の書いてくれた通りとなる。