>>130
14.5mm重機関銃に関しては砲塔上部銃架に載せるのはもちろん、高射機関銃架ZPUや純車載式のKPVTも含めて旧共産圏で現在まで広く運用されているので、信頼性は高くコストも低い
むしろ北朝鮮は14.5mm機関銃のコンポーネント各種の生産拠点を保有しており、自前で各種派生・改良型の開発製造すら熟せる体制があるので、調達面での心配は気にしなくても良い方だ
そして、こうした砲塔上部機銃による対空射撃とは緊急時の自衛なので、元より持続的な対空弾幕を張る必要性は薄い
攻撃ヘリの性能の向上などを考えればより強力な車載機銃を求めるのは当然であり、過去にソ連軍が行ったように14.5mmを搭載することに不自然は無い
12.7x108mm弾に比べ倍近い運動エネルギーと、焼夷剤や炸薬を詰める余裕を持った14.5x114mm弾は、下手な新規格製品を導入するよりも手軽に低空飛行中の航空機や軽装甲の地上標的への火力を高められる

懸念するべき点があるとすれば、歩兵への持続的な制圧力が低下する事だろう