>>454
イギリス空軍はいろいろ実験したり分析したりした結果として「空中戦で敵機に機銃を叩き込めるのはほんの一瞬に過ぎない。それであれば発射速度の高いものを多数積むのが一番だ」として7.7mm機銃を可能な限り積むことを考えた。
.小口径で弾頭威力が小さいのは密かに開発に成功していた7.7mm炸裂弾(秘匿名称から「デ・ヴィルデ弾」と呼ばれる)の威力でカバーできる、という目論見だった。

・・・でも実際には流石に小口径過ぎて射程と威力が小さすぎる上、必殺のデ・ヴィルデ弾は期待したような威力が出せないので、「当たってるはずだけど落ちない」になってしまい、この方式は諦めた。

13mm機銃は「大きさと重さの割に投射弾量(一定時間にぶっ放せる弾の総計重量)が少ない」としてどれも不適とされ、「発射速度と弾速と射程のある20mmがベスト」という結論になったけど、選定したイスパノ・スイザの20mm機関砲は「発射速度と弾速と射程以外の部分がダメすぎる」のでえらく苦労する。
まあそれはまた別の話。