>>673
ドイツのほうは戦争が悲惨という認識が無いわけではなかったが「戦争で負けた」という気分が薄い。
陸で勝つ見込みがなくなったあたりで艦隊保全主義で引きこもってた海軍が、このまま戦争が終わったら立つ瀬がないと無謀な積極作戦を立てたところで下っ端水兵に作戦計画が漏洩。
https://i.imgur.com/XbXPrpS.jpg
こんな死ぬための作戦に付き合いきれるか、と反乱が起きて全国に飛び火、皇帝も亡命する状態でフランスの条件丸呑みでの停戦から賠償山盛りのヴェルサイユ条約に至った。
二次大戦の日本に当てはめるなら、マリアナ陥とされて戦争に勝てないのはわかったとして、まだ頑張ろうとレイテでの作戦立てたら、小沢艦隊の水兵が「囮とかやってられっか」と反乱起こして全国で共産革命、天皇がスペインに亡命、国体護持のために1分1秒でも早く連合軍と停戦しなきゃならない、みたいなもんか。
レイテをやらずに大和も武蔵も信濃も瑞鶴も隼鷹も雲龍も天城も長門も金剛も榛名も扶桑山城伊勢日向も残ってるときに手を上げて、中国の占領地も満州も朝鮮もごっそり失ったら、絶対「戦争続けられたらマシな結果を出せた」言うやつが出るに決まってるじゃん?

>ヒトラーも従軍したと聞きましたが

そのヒトラーが「共産主義者のせいで戦争に負けた、糸を引いたのはユダヤ人」という「背後の一突き」論に乗っかってた。
で、ドイツは一次大戦の「軍は悪くない、共産主義者のせいで負けた」というすり替えを、二次大戦でも「軍は悪くない、ナチスが悪い」と繰り返しているという…。
戦後のハイパーインフレの間に外貨、ことドルを調達できたやつはタダみたいな値段でドイツ国内の資産設備を買い漁って、2年ちょっとで収束したあとは大金持ちになって、さらには債権の類も日本みたいに紙くずになったわけではなくあとで再評価されて利子も出ている。
1930年代のベルリンが舞台のマルガレーテ・フォン ファルケンジの小説ブルーエンジェル・デイは、年金付き債権で遊び暮らす兄妹が主人公だった。