>>933
ありがとうございます。
しかし、クラウゼヴィッツは、本人が完成した部分とする第一編第一章で敵を撃滅することを有効な目標(目的ではなく)と位置付けていますよ?
だから、敵の戦闘力を壊滅する戦争と土地を占領する戦争という分類は、抽象か現実かではなく、現実の戦争についての目的や目標の違いによる分類となるはずです。
クラウゼヴィッツは目的の大小強弱、目標となる対象(敵の軍隊か敵の土地か)を意識して書き直そうとしたのであって、現実の戦争とありえない抽象的な戦争との違いを意識して書き直そうとしたわけではないのでは?
ということです