>>947
「アードアの悲劇」はググれば色々と出て来ますが、この中で良く書かれる
・メーカーが改良に非協力的
・日本側が仕方なしに独自にやった改良をちゃっかりパクって自国製品へ応用した
・かつ、それを臆面も無く日本に売り込んで来た
まさにクレーマー論理です(これがなぜクレーマーか?、長くなるから割愛)
この辺りは、米国の安全保障政策の一環として同盟諸国へ武器を有償供給するFMSと、純粋にビジネス取引として
扱う欧州兵器メーカーとの商文化の違いです

さらに日本側のこのお役所体質も一因です→「メーカーが要求した金を出して仕様(要求性能)を満たしていなければタダで直すのが道理」
国内の老舗メーカーが防衛産業から手を引くのも、今でもこれを引きずっているからです

選定した製品に運用に適していない部分があれば改良は必要で、それには金がかかり、全てがメーカーの責任とも
言えません、ただ国の予算で動き、追加予算など簡単には取れないと「この予算で受けたんだから製造責任をきっちり果たせ」と
要求する体質は今でもあります、付き合いの長い国内メーカー相手なら通用しても海外メーカーにはこれは通用しません

アードアの件は、欧州メーカーからすれば防衛省はクレーマー集団と映った事ででしょう